はじめに
先日、ソフトバンク社主催の企業力向上セミナーに参加してきました。本セミナーでは、
- ITを活用した働き方改革
- クラウドを活用した業務効率化
- 電力小売り自由化について
の3つのテーマについて、それぞれご講演をいただきました。
今回は3つ目の「電力小売り自由化について」まとめております。
(他の2つのテーマについては、追って紹介いたします)
電力小売り自由化の現状と実態
2016年の家庭向け電力自由化をもって、電力小売りは完全に自由化されました。そして実は法人向けに関しては、2004年までに高圧も含めて自由化されているそうです。今(2017年)から10年以上も前になりますが、その割には認知度がまだそれほど高くないようで、実際に切り替えを実施した事業者様は1割程度といったデータが出ています。
しかし、電力自由化についての認知度が高い地域ほど導入率(件数だったかな?)も高くなっている傾向もあります。これはつまり正しい知識を持つことで、実は電力の切り替えに際しリスクやデメリットがほとんどないということが理解できるからなのだと思います。
おそらく、(セミナーを受ける前の私も含めて)多くの方が、電力切り替えに関して以下のようなイメージを抱いているのではないでしょうか。
- 安定的に供給されなくなるのではないか
- 質が低下してしまうのではないか
- 面倒な切り替え工事や書類手続きが必要なのではないか
本セミナーでは、これらのイメージが払拭されるような説明をいただくことができました。
電力切り替え時の留意点
上記のようなイメージが沸き上がるのは、要するに電力網と通信回線網のイメージがごっちゃになってしまうからのようです。
- 何か独自の送電網から電力供給されるのではないか
- ネットでいう、モデムのような機器類の設置が必要なのではないか
このようなことを考えてしまうわけです。しかし実際には、どの事業者で発電された電力も同じ送電網で一緒くたになって私たちのもとに届けられます。発電側の電力供給割合が多少変わってくる可能性はありますが、それが私たちエンドユーザー側に影響を及ぼすことはないということです(つまり大規模停電が発生すれば、契約先によらず停電してしまうということですが)。つまり電力切り替えとは、実際的な供給面では特に何も変わらず、契約先など書類上のみの切り替えということになります。
とすれば、電力切り替えの際の留意点は以下の2つのみではないかと思います。
- 価格が今より安くなるかどうか
- 契約先に信用力があるかどうか
その他、手続きが面倒ではないかなど、細かい留意点はありますが、ソフトバンク社のサービスに関しては価格が安くなり、信頼性の面でも東京電力と連携している安心感があるので、両方満たしているように感じました。
まとめ
本セミナーでは、電力小売り自由化とコスト削減の可能性について理解を深めることができました。一言で言うなら、意外なほどにデメリットが少ない(ほとんどない)ということが分かりました。
ご興味のある事業者様は本稿をひとつの材料としてご参考にしていただいた上で、電力小売り事業者の比較と切り替えの検討を進めてみるのもいいかもしれません。
ソフトバンク社の電力事業について詳しく聞いてみたい/電力切り替えを検討したい、という事業者様がおられましたら、弊社で取り次ぐことも可能です。ぜひ一度、ご検討ください。